実際の事例をご紹介します


ここでご紹介する事例は、両毛地域で発行している情報誌「渡良瀬通信」でラクレア代表 大谷の執筆により連載しているものです。最新号では、まだこのページで掲載になっていない記事がご覧いただけます。( ▶︎渡良瀬通信についてはこちら


vol.01vol.02vol.03vol.04vol.05

笑顔相続コラム vol.01/2020.11

初めての相談者様は60代女性、Aさん。
60代後半のご主人と仲良く生活をしていました。

結婚したのは20年程前、Aさんは初婚でしたがご主人は2度目の結婚で、前妻との間にお子様がいらっしゃいました。お子様の養育費を払っていたため新婚当初は贅沢もできなかったとの事。養育費を払い終えた後は、ご主人と二人で老後を楽しく送るはずでした。

しかしある日、ご主人が亡くなったら、Aさんと、そして前妻とのお子様も相続人になる事を知りました。Aさんとの再婚後に貯めたお金も自宅も半分とられてしまうのではないか?Aさん自身が先に死んだら財産はどうなるのか?そんな不安が芽生え、考えると眠れなくなる…と。

そしてAさんのご兄弟の事やご主人とお子様との関係、老後の事、大切にしているもの、ご主人への想い、不安に思っている事など、胸の内を沢山打ち明けて下さいました。2回目の面談で「こんなに家族の事を他人に話した事なかった。大谷さんに相談した事で光が見えてきた。今日はよく眠れそう。」とおっしゃった時の笑顔は今でも心に残っています。これからもお客様の笑顔の為にこの仕事を続けて行きたいと思った瞬間でした。


笑顔相続コラム vol.02/2020.12

50代のKさん、前夫とのお子様1人を連れ現在のご主人と再婚しました。
義父は再婚して間もなく他界、義母は認知症を発症し施設で暮らしています。

ご主人は弟さんと二人兄弟ですが、弟さんは遠方に住んでいるのでKさんが施設の手続きや支払い、その他の面倒を見ています。義母はまだ70代前半なので、この先何年施設での生活が続くか分かりません。

もしご主人が義母より先に亡くなってしまったら?
ご主人が義母より先に亡くなった場合、相続人は弟さんと、ご主人の代襲相続人であるお子様になります。

血の繋がらない甥っ子に気持ち良く財産を渡すのか。
義母の面倒を見てきた自分には何も残らないのか…

そんな不安からのご相談でした。今、ご主人と弟さんの関係はどうなのでしょう。幼少期は?大人になってからは?義母は今は認知症だけれど、元気だった頃は兄弟がどうなって欲しいと思っていたのか。義母が亡くなったらお墓や不動産は誰が継ぐのでしょう。一部分しか見えないから、より不安になります。まずは全体を把握して、一つ一つ進めていく事が大切。一人ひとりに寄り添って解決する事が相続コンサルタントの役割です。


笑顔相続コラム vol.03/2021.1

最近のご相談は、全く相続のことを考えていないケースは少なく、「相続に詳しい人に少し聞いて来たのですが…」という方が目立ちます。
そして、
「生前贈与はいくらまで大丈夫なの?」
「実家が空き家になっているけれど名義は親のまま、どうしたらいいの?」
などといった具体的な内容の第一声で始まることがあります。

そんな時に私が最初にお話しするのは、「相続の森」の話です。

相続のことを考えるには色々なことが関わってきます。家族構成、親戚の状況などはもちろん、不動産や現金などの資産の話、その他色々なことをお聞きしなければなりません。大切なのは本人やご家族のお気持ちです。「相続の森」の全体像が見えて初めて、「このままだとこのような問題が起きる可能性があります」とお話できます。

相続の森にはたくさんの木が生い茂っています。一つの木だけ見てあわてて対策をとったら「相続の森」の生態系が壊れてしまうかもしれません。そうならないために、全体像の把握からスタートすることが大切です。不安を取り除き、心おきなく残りの人生を送っていただくことが相続コンサルタントの役目です。


笑顔相続コラム vol.04/2021.2

ご相談者のJさんは70代男性、現在奥様とお子様2人との4人暮らしです。財産は自宅不動産と預貯金。相続税のかからない範囲内ではありますが、不動産をどちらのお子様に相続するかを悩まれていました。

姉妹の仲は悪くないとの事。
Jさんや奥様が高齢になった時に、面倒を見てもらいたいのはどちらのお子様なのかをまずお聞きしました。そしてお子様はどう考えているのか。介護が必要となった時、お仕事やご結婚で離れて生活しているかもしれません。

実は相続対策は、時には老後の対策も一緒に考えていく事も必要です。「まだまだ元気だから大丈夫」ではなく、老後をイキイキと生活するための対策こそ元気なうちに。

Jさんは想像していた以上に対策が必要だとわかりました。日頃から家族とのコミュニケーションをとり、想いを伝えておくのも大切。相続の話、一度ご家族で話してみませんか?


笑顔相続コラム vol.05/2021.3

今回のご相談者のAさんは60代男性。
現在奥様と2人暮らし、長男と次男は独立し他県の持ち家でお暮しです。

相談内容はAさんのお母様の所有不動産ついて。「数か所に所有しているが、どれも売ろうに売れない負の不動産。子供達に迷惑がかからないように自分の代で放棄したい」が第一声でした。

詳しくお話をお伺いすると、相続を放棄できたとしても、その後に多数の問題が出る可能性がわかりました。Aさんは不動産の放棄は簡単な事と思われていましたが、そうでない現実もお伝え致しました。不要な不動産のみを放棄する事はできず、遺産全部を放棄しなければいけません。相続人全員が放棄したとしても国庫へ納付されるまでは複雑で費用がかかります。

重要なのは、相続人全員の放棄について話し合いができているのか?
何よりもお母様のお気持ちは…。

相談に来られる方は一人でお悩みになっている方がとても多いです。親や配偶者、兄弟姉妹と話すきっかけがない、自分から持ち掛けられない、相続の話をする事を悪い事と思っている、など。では相続が発生した後ならきちんと話し合いができるのか。その時、ご自身やご家族はお元気でしょうか。今こそ、相続対策を始めてみませんか?