木を見て森を見ずの相続対策にならないために
今年もあと2週間ほどになりました。
先日ご相談にいらした60代男性。
親の財産をすべて放棄したいとのご相談でした。
お話をお伺いしてみると、財産のほとんどは不動産であり、どの不動産も活用できない、いわば「負動産」ばかり。
相続したところで、売却する事もできずにこのままではご自身のお子様に引き継ぐ事になってしまう。であればご自身の代ですべて放棄してしまいたいとの事でした。
お話をお伺いしていくうちに、ご自身以外の相続人である兄弟のお気持ちはまだ聞いていいないという事、放棄しようとしている不動産を利用している人がいるという事、当の財産所有者である親御さんにのお気持ちは確認していないという事でした。
いわゆる、目の前にある木を切らなければいけない!という事ばかりに目が行ってしまい、その木を切る事にみんなの同意を得ているのか?その木を切ったからと言ってすべてが解決するのか?が見えていませんでした。
相続は目に見えている問題よりも目に見えていない問題の方が沢山あります。
その問題を明確にしていくお手伝いをするのが相続コンサルタントの役割です。
毎回好評の佐野商工会議所でのセミナー、来年も開催いたします!
お知らせをお待ちください。